老舗の味を手土産に!空也の最中
師走になり、帰省や年末年始のご挨拶など、手土産を差し上げることが多い季節になりましたね。
皆さんはどんな手土産を選んでいますか?
せっかくなら地元ならではのもの、希少価値の高いもの、喜んで頂けるものを選びたいですよね。
私が今年も手土産として予約しようと思っているのが、「空也のもなか」です。
*画像はお借りしました。
空也は明治17年創業の老舗の菓子店で、古くから文豪にも愛されたお店です。
夏目漱石の「吾輩は猫である」にも出てきて、夏目漱石もお気に入りだったようです。
銀座の店舗で、家族4人だけで製造・販売を行っているので、販売できる個数が限られていて「予約しないと買えない」ことでも有名です。
今年の1月に訪問した時の貼り紙です。
年始ということもあり、予約もだいぶ先まで埋まっていました。
空也の経営方針は
「支店を設けず、営業時間も5時(4時)まで、日祝は休み、配達や配送は一切行わず来店客に品物を受け渡す」(「東京老舗の履歴書」書参照)
「支店を出して量産をすると機械に頼らざるを得ず、それでは空也最中の味が変わるから。人手で作るからこそ小豆の皮と実の間の旨味とザラザラした感じも残る。」
こだわりの経営方針が窺えますよね!
こだわって作られた最中は、上質な餡とそれを包む皮の味が絶妙で何度でも食べたくなる味です。
空也が人気の理由は味の美味しさはもちろん
・生産量が限られている(希少価値が高い)
・銀座の店舗でしか買えない(希少価値が高い)
・原材料にこだわっている
・10個入りで1000円(贈答用だと1100円)と老舗の銘菓にしてはリーズナブルだからでしょうか。
美味しくて、希少価値が高くて、リーズナブルな価格!
誰でも買いたくなりますね。
店舗まで買いに行くと、ずらっと積み上げかった最中の数々。
積みあがった最中のなかから、該当する最中を探し出してお客様に手渡しするので、待たされることも多く、決して効率よく買い物ができるお店ではありません。でもそんな昔から変わらない販売スタイルさえも、老舗の良さやこだわりを感じてしまいます。
販売するお店が1店舗で生産個数が限られているという、ともすればマイナスの要素も、「希少価値が高い」と捉えられることもあるので、「従業員が少なくて大量生産できない、全国に店舗をもつことができない。」という販売者の方にも、参考になりますね。
『予約必須、〇〇でしか買えない、一日限定✖✖個の銘菓』として有名になれば、お店の場所に関わらず、お客さまが絶えないお店になりますね!